ドライアイ
どんな病気？
眼は涙を眼の表面にくっつけて、なめらかにしています。この涙の量が減ったり、成分が不足す
るとドライアイとなります。
ドライアイになると、眼がしみたり、異物感があったり、視力が
下がることもあります。
また知覚過敏になり、逆に涙が急に出やすくなることもあります
（反射性流涙）。
ドライアイの原因は特殊な病気（例えばシェーグレン症候群）以外にははっきりとすることは少
ないです。
多い原因にはコンタクト使用、エアコンでの乾燥、パソコン作業でのまばたきの減少があります。
現代病といえます。
検査について
眼の表面の傷を染める薬を使って顕微鏡で診察します。
治療について
- 治療としては、まず点眼をしますが、体質や環境がかわることが少ないため、ずっと目薬を使
わないと行けないことが多いです。 - 目薬で効果がない場合は、涙が流れ出す出口をプラグでつめることもあります。
| 目薬の種類 | 成分・用法 |
|---|---|
| 人工涙液 | 防腐剤の入っていない、涙の成分に似ている目薬。 |
| ヒアルロン酸 | 保湿成分ヒアルロン酸が入っている目薬で、さし心地がよいですが、 効果はそれほど長続きしません。 |
| ジクアス | 涙を眼の表面にくっつけるムチンという成分を増やす働きがあります。 目薬がしみることと、ムチンが増え、症状が良くなるまで3ヶ月ほどか かるのが欠点です。 |
| ムコスタ | 涙をふやし、摩擦をへらす目薬です。苦味があります。 １本ずつ使い切りです。 |